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徒然日記
by panda914
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いい加減にシレンとラギ感想を。

いい加減にシレンとラギ感想を書かないと、もうかれこれ1ヶ月まえじゃない!!となったので(汗)

もう、細かいところ忘れてきたよ・・・orz

いい加減にシレンとラギ感想を。_c0007963_17333854.jpg


2012年5月9日マチネ、5月14日マチネ(大阪千秋楽)

2回分まとめての感想で。
時間もたってしまったので、簡単に。

あと、容赦ないネタバレで感想かいてますので、ご注意ください。



先に書きましたが、本当1ヶ月前になるので、だいぶ記憶が薄れてきてるのですが、簡単に。

シレンとラギ。
いのうえ歌舞伎で劇団員がほとんどそろっている歌舞伎は本当いつぶり!?というくらいに久々で、舞台上で古田さん、じゅんさん、粟根さんが向き合って台詞を言い合ってる姿は、単純に劇団ファンとして嬉しかったですね。3人のシーンって1シーンくらいでしたが(苦笑)

今回タイトルロールであるシレンとラギを演じた永作さんと藤原竜也さん。
永作さんはびっくりするくらい小さくてかわいらしくて。41歳という年齢がうそでしょ!?と思うくらいにかわいらしい。
そのかわいらしい小柄な体から、発せられるエネルギーがすごくて、シレンは永作さんでないと駄目だと思うくらいでした。
暗殺者ということで、蛮幽鬼で登場した狼蘭族の一人でしたが、決してサジのように、完璧な人を超越した部分がある人物ではなく、もうちょっと泥臭くて一、人として悩む人物で。

実は最後の展開はある程度、かずきさんの作品に慣れ親しんでいれば読めるようなものでしたが、1回目みたとき、どうしてもしっくり来ない部分があったのですね。何がしっくりこなかったのか、わからないのですが。
ただ、あっけないというと語弊があるのですが、やっぱり、こう終わるしかないよねーというか。

新感線の歌舞伎で、とくに中島かずきさんの作品に個人的に求めるものって蛮幽鬼のような作品だったり、髑髏城の七人のような作品だったり、漫画のような作品なので、そっちの話と違う、からなのかもしれません。

1幕の盛り上がりがあまりにすごくて、1幕のラストの舞台があまりの迫力と美しさですごかったので、それに対しての2幕がなかなか気持ちが乗り切らず、そのまま終わってしまったから。なのかもしれません。

ただ、個人的に2回目、千秋楽みたとき、シレンの立場で見ました。
シレンの気持ちでみると、すごく最後すとんと落ちた気がしました。
納得というか。
あと、2回目見たときの方が、一番最後のシレンの台詞、「人として」の言うタイミングやトーンがすごくよくて。

個人的には2回みて、自分の中にこの「シレンとラギ」という作品を落とし込むができたような気がしてよかったです。

この世は地獄。地獄をみて、人生の入り口にたつ

台詞は違うと思いますが、ゴダイの台詞だったり、色々印象に残る、あぁ、かずきさんの作品だなぁとすごく思いました。

主役のもう一人、藤原竜也さん。
どうかなーって思ったのですが、単純に役者さんとしてやっぱりすごいなぁとおもいました。
感情を大きな声で爆発させる方ではなく、静かにささやくようにいう台詞が本当うまいし、印象に残る。
シレンに「そう言ってくれた男がいたんだけどね」という台詞に対して「そうなんだ」と静かに返事するところだったり、シレンに子供がいるってわかったときに「子供、いたんだ」という台詞だったり。
なんてことない台詞の言い回しが、すごくうまいなぁと。

千秋楽では次の日が藤原さんの誕生日、ということで、カーテンコールでお祝いしました。
ちゃっかり写真をとってる粟根さんがみれたので、私はそれで満足でしたが(笑)
いや、本当、ちゃっかり撮ってる姿が可愛いんですって!!!


ただ、一番素晴らしかったのはなんといっても高橋克実さんだと思う。
そうそうに死んじゃうので、2幕ほとんど活躍するところはなかったけれど、本当にもう、迫力が全然違う。
もう本当に高橋さんの存在感はすごいと思う。
ゴダイ教の教義ってちょっとどうよ?って思うわけですが、それが高橋さんが演じることでものすごい説得力があって。

また是非新感線に出て欲しいです。


古田さんとじゅんさんの二人のやりとりがとにかく大好きです。
じゅんさん乙女でかわいいよ(苦笑)
大学の頃からの友達2人のやりとりで、本当見ていて安心するというか、面白すぎますからね!!

ただ、キョウゴクのポジションって実は一番難しいと思うんですよ。
ゴダイよりは弱い、でも力としてはラギよりは強い。

ゴダイを破ってるけれど、2幕ラストの殺陣はキョウゴクだから、ゴダイを殺したとき以上にはならない。
それは力以上に内面的な強さとしてもそうだと思う。
もともと、戦って得られる答えでも結末でもないからね。
シレンとラギの話だから。

だからこそ、その微妙だなっと感じるポジションのキョウゴクを演じる古田さんは相変わらずさすがだな、と思うのですが。


今までのようなスーパーマンのようなキャラクターがいないからこその話だなぁと思って見ると面白い作品、と思えました。


ただ、今回見ていて、ここのシーンは蛮幽鬼のあのシーンだなぁとかSHIROHみたいだなぁとか、あれににてるなぁと思う部分があったりしましたが、やっぱりそれ以上に盆をまわす演出だったり、1幕最後のシーンだったり、やっぱりいのうえさんの演出は好きだな、と思いますね。


あと、毎回苦手苦手と言い続けてる衣装ですが、最近は割りと好き!と思えるようになってまして。
特に今回、粟根さん、カナコさん、メタルさんの3人の緑の衣装が可愛くてすごく好きです。
あの衣裳いいですよー。あと、シレンの衣装もかわいい。

あ、村木仁さんの牛、再来で内心どうよって突っ込み入りましたw

村木ねえさん、右近さん、聖子さん、さとみさん、なんといっても河野さんの人犬、よかったですし、やっぱり劇団員みんな大好きー!となります。

ギセン王の三宅さんは鋼鉄番長の時本当に、大阪公演を見ることができたのも三宅さんがいてくれたからこそですし、感謝しても感謝しきれません。
正式出演単純に嬉しかったです。

シンデンの北村さんは、前回のメタルマクベスのときの役に近いかなーと思える役でしたので、個人的にはもっと違う役でまた出てほしいなぁとは思いました。


覚えてないかなーっと思いつつ、書き始めると色々書きたいことが出てくるのですが、ひとまずこの辺にしておきます(苦笑)

まとまりなくてすみませんがw
by panda914 | 2012-06-16 22:00 | 演劇・映画・ライヴ感想
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