京都弘道館を訪問しまして。


撮影はお庭まで、ということだったので、これくらいで。
まず、着物またはそれに準じる服装で、という指定がありましたので、慌てて親から着物を借りました。
付け下げがありましたので、それで。
お茶席が5月上旬でよかったです。持ってる着物はすべて袷ばかりなので、5月下旬6月になってしまっていたら、着れないところだったので、よかったです。
朝一に着付け予約をして、着つけてもらい、京都へ向かいました。
着物を着てのお茶席というのは初めてだったので緊張しました。
まるで簡単なお茶事のように、きっちり準備をしていただいており、感動しました。
と、長くなってきそうなので・・・
受付をすませて、荷物をまとめ足袋を履き替えました。
待合室に通されてまってますと、やっぱり婦人画報を普段読まれているような方が来られているのだと思うのですが、上品な方ばっかりで。
お着物もすごくきれいで。
ちゃんと着物を着て行ってよかった、と改めて思いました。
床には「老松」さんのお嬢さん、今年の斎王代の太田さんが作った棗が飾ってありました。
さて、ここから、お茶席に移動します。
草履に履き替え、きれいに掃き清められたお庭を通ってお茶席へ向かいます。
打ち水がしてあり、涼しげで、緑がみずみずしくて心が洗われるようで。
どんなお茶席だろうと期待と緊張があって、すごく何とも言えない気持ちに。
もっとゆっくりお庭を見たいと思いました。
お茶席に入ると床のお軸、お花等拝見しまして。
後で説明が入りましたが、お軸は葵祭りの神事でいただいたものを軸にしつらえなおしたもののようでした。
老松の太田さん、未生流の家元のかたの対談でいろいろ勉強になるお話をお聞きしたのですが、特に葵祭りの話になると、知らないことだらけで、いかに自分に教養がないかがわかってはずかしかったですね。
二人静、広い部屋だったので、別に上賀茂神社からいただいたという、フタバアオイ、未生流の家元の方が生けたカキツバタは葵の紋が入った鼓の胴部分を花器に見立てて生けてました。また、もみじも生けてありました。
もみじの葉が引き立つように、どんどん葉を落としていく作業がある、それによって葉が一枚一枚引き立ち、それぞれ一枚一枚に意味がある。不要なものはない状態、ということなどお話をきき、華道にも興味をもちました。
さて、部屋の明かりも落とされて、お料理が運ばれてきました。
特別に炊いていただいたごはんがとてもおいしかったです。ふたをあけた瞬間にすごくいい香りが広がりました。
タイのあらい、お澄ましなどすごくおいしかったです。また、シャンパンが出てきまして。
通常日本酒なイメージでしたが、この日のために選んだシャンパンということで、ハートのマークの入ったシャンパンだそうで、葵祭りのフタバアオイの葉っぱのイメージで選んだ、ということでした。
鱧が入ったお澄まし。白ワイン、八寸、口直しの夏みかんのお吸い物など。
どれもなかなか味わうことができない、上品な料理でした。
そのあと、出された主菓子は、もちろん老松さんの生菓子で。
薄紫と白のきんとんで、切ると中はピンクの餡でした。斎王代をイメージしたお菓子だそうです。
口に入れた瞬間にものすごく滑らかでとけちゃうくらいで、やさしい甘さで、出来立て作り立ての生菓子ってこんなにおいしいのか!と感動しました。
中立ちをせず、このまま濃茶席に。
ちょうど真正面でお点前だったので、細かい作法などみれなかったのは残念だったのですが、抹茶にお湯をそそいた瞬間和室に抹茶のすごくいい香りがひろがりました。
友達は初めての濃茶だったので、緑のスライムがきた!って思ったそうです(笑)
口当たりが滑らかで、甘さがあって、おいしかったです。
そのあと、お干菓子がでて、薄茶席。
席が終わって、編集長のお話など聞いて、帰りにはお土産までいただきました。
婦人画報で取り扱っている、和食に合うオリーブオイルと老松さんのお菓子をいただきました。
たくさん勉強になりましたし、貴重な経験ができて、本当に参加することができてよかったと思いました。
また、こんな企画があれば、ぜひ参加したいと思いました。
帰りは京都御苑によったりして帰りました。
婦人画報に載せる、ということでしたので、載ったときは買ってみようかな、と思ってます♪